ISHINOMAK2.0のウェブサイトは2016年4月1日にリニューアルしました。新しくなったサイトはこちら。

ABOUT

震災後、津波で被害を受けた公園や広場は瓦礫で埋もれたままに、学校の校庭や空き地は仮設住宅や資材置き場などに変わってしまい、こどもたちがおもいっきり遊べる場所は失われています。

こどもたちの遊ぶ場を再生させ、笑顔あふれる場を取り戻すことは、こどもたちにとってだけではなくコミュニティにとっても非常に大切です。

震災前ちびっ子広場として使われていた広場の瓦礫の撤去をし、ちびっ子遊び場として再開させ、こどもたちや住民の方々とつくりあげていく、手づくりの広場をつくります。
また、まちなかの空地や仮設住宅で、「移動式子ども基地」によるこども遊び場ワークショップや、保護者や住民の方々の集まって語り合う場所をつくりだす「ほっこりカフェ」を継続的に開催しています。

[活動場所]
黄金浜ちびっ子広場
蛇田北部二号団地仮設住宅など

[共働団体]
NPO法人コドモ∞ムゲンプロジェクト
http://mugen.k-w-m.jp/
め組JAPAN http://maketheheaven.com/megumijapan/
NPO法人 にじいろクレヨン
http://nijiiro-kureyon.jp/

BLOG

【2014/06/02】

SUW2014リリースイベント「まちを支える遊び力」レポート【前半】

石巻STAND UP WEEK 2014に関連して、トークセッション「まちを支える遊び力」を六本木ヒルズのGoogle東京オフィスで開催しました!

約80人のお客さんにお集まりいただき、刺激的なプレゼンテーションと、白熱した議論でとても盛り上がりました。

前半部分のプレゼンテーションのレポートをお送りします。

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伊藤香織さん(東京理科大学准教授/シビックプライド研究会)
「まちと仲良くなるスキルを磨く」

本業は都市の研究をしています。クラブ活動で「東京ピクニッククラブ」というのをやっています。
都市が好きで、年間20都市新しい都市にいくことを目標に、数え始めて10年間で、206都市なので、なんとか年間20都市行けています。(ただ通過しただけとか、歴史や街の骨格を調べることができていないときはカウントしません)
好きな都市はたくさんあって、I♡NYのように、M ♡ YOU(Munchen loves you)というミュンヘンの都市メッセージはウェルカムされている感覚があります。
サンクトペルテンという街では、なぜか道の真中に赤絨毯が引かれていて「歓迎されている感じ」が伝わってきました。
芝生に入って楽しんでくださいという立て看板がある街やローラーナイトというローラースケートで走れるイベントなど、街にウェルカムされていると感じる都市が好きです。
でも、東京にはウェルカムされていてるとはあまり感じないので、東京ピクニッククラブというクラブ活動で、都市をこじ開けようとしています。
2002年に東京ピクニッククラブを立ち上げて、ピクニックを通して都市を変えようと考えています。
ピクニックフィールドワークと称して、都市の中にある芝生(グリーンフィールド)でお酒を飲んでみたり、ブラウンフィールドと呼ぶ、そうでない場所でもピクニックしてみたり。勢い余って中央分離帯でやって3分後に怒られたりしています(笑)

ピクニックライトというピクニックをする権利を主張して、まちの自由度が図れるのではないかと思っています。
ユーザー側の想像力が不自由であるということもあると思います。街を見出すという想像力も試されています。

イギリスのニューカッスル・ゲーツヘッドという街で、ピクノポリスという企画をやりました。
マザープレーンという大きな飛行機型の芝生から、ベビープレーンという小さな飛行機マットを持ってピクニックするというイベントで、10日間やりました。
そこではピクニックコンテストというものをやりました。
市民がピクニックのアイディアを競うというものです。一位の人はイギリスのとても料理が上手な老夫婦でした。

ピクニックというのは自分たちで空間をつくれるツールだと思います。
大学でも教えているので、建築学科の一年生にピクニックのアイディアを出させています。
斜面でやったり、建物の隙間でやってみたり、いろんな空間を見出す訓練としてとてもいいのではと思っています。
その後も横浜やシンガポール、大阪、去年は福岡でもやりました。福岡はとてもピクニカビリティが高く、いい街でした。このときはピクニックをテーマに屋台を出してもらいました。

You are your cityという貴方自身があなたの街なんです、というようなシビックプライド(まちへの誇り)という概念が約100年前のビクトリア朝の時代からあります。
とはいえいきなり、自分のまちを自分がつくったとは言えないので、「まちと私の関係を築く」ということから始めていこうとしています。オレゴン州のポートランドのコートハウス・スクエアという広場は市民の寄付によってできました。その広場に敷いてあるレンガには寄付した市民ひとりひとりの名前が書いてあり、「私たちが作った」という誇りを実感することができます。
まちを使いながら自己実現をすることで、まちが変わっていくということもあります。そのなかで少しずつシビックプライドが芽生えてくることが言えると思います。

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まちと私の関係をみんなで共有する
一緒に見たり、触ったり、経験したりできること、まちなかに現れてくること。

ピクニックはシビックプライドを少しずつ育てていく、身近な手法だと思います。
石巻でもいいピクニックができるとよいなと思っています。

 

星野諭さん(NPOコドモ・ワカモノまちing代表理事)

普段、プレーワーカーという子どもたちと遊ぶ仕事をしています。いつも帽子をかぶっているので、これをかぶってスイッチを入れたいと思います。普段、カービーと子どもたちから呼ばれています。

今日は「3.11遊びの力 アソビ=生きること」というテーマでお話をしたいと思います。
キーワードは「遊びの力」です。
まず、こういう活動をしている社会背景からお話します。
4間の欠如とよばれる「時間・空間・仲間・すき間」の欠如が都市部で言われていましたが、実は震災が起こったことで、東北にも同じことが言われるようになりました。

その中で「アソビ=生きること」をテーマに活動を始めました。
「感育」ということ言葉で、あらゆる感性を育てるということを大事にしています。

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私たちの活動で、アソビの出前ということをしていました。
移動式子ども基地というトラックで、遊び道具を100種類積んで、東北の仮設住宅をめぐることを始めました。
公園を仮設住宅にしているところも多いので、アソビの場所がなくなっていました。
仮設住宅は何度か泊まらせてもらったことがあるんですが、壁も薄く、ストレスがたまってしまう環境でした。そんなストレスを解消するためにアソビの出前をしました。
その横では、おじいさんおばあさんのためのほっこりカフェというのをソーシャルワーカーと一緒にやっています。

印象に残っているエピソードがあります。
ある遊び場のとき、お母さんから一歩も離れられない4歳の子がいました。津波の恐怖から、お母さんのもとから6ヶ月間一歩も離れらなくなってしまっていた子が、周りの大人たちがアホになって遊んでいるのを見て、ワクワクしだして自分からアソビに加わるようになりました。
それを見てお母さんは2時間泣き続けていました。
アソビの力を実感した1日でした。

石巻の黄金浜というところで、子どもたちと一緒に公園も作っています。
お金はないんですが、おじいちゃんたちに先人の知恵を教えてもらいながら、公園の工事をしています。
自分たちでナタやナイフを駆使して、柱を立てたり、瓦礫からテントを作り出したり。
最初の一年目は包丁もなかったのでそれも自分たちでつくりました。

そこにはみんなでピザ窯もつくりました。
ここは多分世界一時間がかかっている遊び場ですけれど、世界一ハートが詰まっている遊び場でもあると思います。
大人がつくってあげるというよりも、こどもたち自身がつくるアソビ場です。

こどものまち・いしのまきという活動もしています。
道路に芝生をひいて、こどもたちがなりたい仕事を体験できる場でした。約1500人の子どもたちが来場し、まちなかで遊びを通して仕事体験をしました。

また、一年前のスタンドアップウィークでやった企画で、イギリスの高校生と歌をつくるということをしました。
まだ発信できていないのでGoogleさんとなにかできるといいと思っています(笑)

最近では石巻で活動する他の団体とノウハウや悩みのシェアをすることも重視しています。

私は「あそびは世界を平和にする」と本気で思っています。
自分が、地球という星に何をしに来ているのかなあと考えた時に、「自分はアソビに来ているんだな」と思います。ぜひ一緒にみなさん、遊びましょう!

 

松村豪太(一般社団法人ISHINOMAKI 2.0代表理事)

3.11のとき震災を経験して、津波の上で一晩過ごしてこれは大変だなと思ったんですけれども、そのあとに建築家などいろんな人と知り合って、石巻2.0という団体を立ち上げました。

団体のメッセージとして「世界で一番面白い街を作ろう」ということを言っていますが、抽象的です。そのための一歩として、まちを開くことを活動としています。でも、伊藤先生のお話を聞いて、開くどころか「こじ開けなくてはいけない」のだと思いました。

今日の遊びというテーマは、Wikipediaによると、知的動物が心を満たすための活動とあります。
我々のやっていることはまさに遊びだと思うんです。
震災後、自粛とか不謹慎とか、被災地にいる人間から見るとなんの腹の足しにもならないことが言われていましたが、そんなことよりも、もっと大人がアホになって遊びをすることが大事だと思っています。

Googleが開発したIngressというゲームの石巻大会をやり、日本のみならず世界中から石巻にプレーヤーが遊びに来ました。ものすごい盛り上がりでした。

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ロジェ・カイヨワによる遊びの4類型(競争・偶然・模倣・めまい)というものがあります。
その中の「模倣」ごっこ遊びというのは僕はとても大事だと思っています。

一箱古本市というイベントでは、本屋さんごっこを市民の人たちがやりました。そこから「まちの本棚」という場所がDIYで生まれました。

また、最初は僕がマスターをしていた、復興バーという10人でいっぱいになってしまうバーで、1日マスターというバーのマスターになれる「前向きな人任せ」もやってみて、好評を得ました。
そして、銀座で復興バーをやることになり、今年も開催することになりました。
去年銀座8丁目だったのですが、今年は7丁目になり、だんだん中心に近づいています(笑)歩道にまでお客さんが広がって、大変盛り上がりました。

先ほど星野さんのお話にもありましたが、こどものまち石巻というプロジェクトもやりました。

この街にはディスコとミラーボールが必要だ、という地元の社長さんが話しているのを聞いた石巻のラッパーが、地元の音楽好きを集めてDIYでダンスホールを作ろうとしています。

楽しみながら、DIYで空間を切り開き、ビジネスを生み出していくということが我々のやっていることです。

石巻には震災から1年間で28万人というボランティアが来たと言われています。
その中には石巻に居着いて、新しいビジネスを始めた人たちも少なからずいます。

ただ、彼らが住むところや、起業するところが少ないという現実があります。
当然のことながら、被災者の住居を提供することが優先です。
そんななか、商店街の古い建物の一角をリノベしてシェアハウスをつくる2.0不動産というプロジェクトも始めています。

「面白い」をキーワードにしている私たちの活動はまさに遊びそのものだと思っています。

 

【後半につづく】

【2013/10/23】

子どものまち・いしのまき2013開催しました!

昨年につづき、今年も「子どものまち・いしのまき」を開催しました!

10月5日・6日の2日間、石巻のアイトピア通り商店街周辺で、今年で2回目を迎える「子どものまち・いしのまき」を行いました。イベントには2日間で約1500人もの子どもたちが来場。ISHINOMAKI2.0拠点のIRORIもある、アイトピア商店街通りを歩行者天国にして、さまざまな職業体験などができるイベントを、まちなか店舗の協力を得て実施しました。

主催は「子どものまち・いしのまき2013実行委員会」で、ISHINOMAKI2.0も実行委員として事務局運営から地域商店街との連絡・連携係りを請負い、準備を進めてきました。

 

当日の子どもの仕事は、

☆ ファッション(メイクやスタイリスト)

 

☆ものづくり(大工)

 

☆ メディア(テレビ局やラジオ局)

 

☆ たべもの屋さん(クレープ、たこ焼きなど)

 

☆  ファッション雑誌制作(カメラマン・編集者)

 

 

その他雑貨屋やドックカフェ、まちの中心を担う行政(市役所)など、ここでは挙げきれないほど多くの職業があり、参加した子ども達はジョブカフェで求人票を探し、それぞれ好きな仕事を選び働きました。

 

 

求人票でうけた仕事が終わると、「マキー」と呼ばれるカラフルな小石を通貨として「給料」を銀行から受け取り、そのお金を「こどものまち」内で使うことができます。

 

 

また、商店街店主の人達に協力してもらい実施した子どもが添乗員としてツアー客をつれて商店街をまわるツアーも盛況で、普段は入れないお店の裏側に招いてもらい興味深々の子ども達や、商店主からきけるお店にまつわる秘話に耳を傾ける大人たちの姿もみられました。

 

 

封鎖した車道では、人工芝を敷き詰めての「ストリートパーティ」も実施。元気に遊びまわる子どもや、ステージを見ながら休憩する子どもや大人たちなど、それぞれが思い思いにのびのびと過ごしていました。

 

 

今回、子どものまちに「店長」として参加した子ども達は、3ヶ月も前から会議を重ね、

どんなことをしたいのか、どんなお店を作りたいのかをみんなで考え準備を進めてきました。

 

 

その集大成の場となった、「子どものまち・いしのまき2013」

当日は会場内を元気に縦横無尽に動きまわり笑顔をみせる子どもたちがいて、

それをあたたかく見守る大人たちがいて、とてもいい場ができあがっていました。

 

 

 

 

 

 

 

【2013/07/04】

石巻STAND UP WEEK2013開催!!

ISHINOMAKI 2.0は今年も8月1日の川開き祭りの前1週間に「まちびらきイベント STAND UP WEEK 2013」を開催します!

今年は7月27日から8月1日までの6日間、石巻中央の各所で行います。(26日には前夜祭、8月2日にも一部企画を実施します!)

野外映画上映会、一箱古本市、石巻ハッカソン、石巻工房デザインウィークエンド、オープンイシノマキ、ゆかたdeまちコン、ぺちゃくちゃナイト、手作りCMライブなど様々な企画を絶賛準備中です。

詳細は本ウェブサイト、ISHINOMAKI 2.0の公式FacebookページTwitterなどでお伝えしていきます。

今年の夏も石巻で皆様にお会いできることを楽しみにしています!!

【2012/10/06】

「子どものまち・いしのまき」開催!

〜石巻ではじまる、子どもが主役の子どものまち〜

宮城県石巻市の商店街で、子どもたちが主役になる2日間!

子どもたちの思いや夢、創造性や主体性、感性など本来の子どもの力を引き出し、まちの仕組みや様々な職業を体験しながら、ワクワク・ドキドキの遊び場&学び場にするイベントを開催します!

この度、全国各地で開催されている「子どものまち」を、石巻市の商店街を舞台に開催します。「子どものまち」とは、ドイツ・ミュンヘンで開催された「ミニ・ミュンヘン」をきっかけに世界に広がった、子どもたちが公共機関や行政、お店など各種サービスを提供する会社をつくり、働き、お金を稼ぎ、遊んだり買い物したりする、教育機関では学べない実体験型の学習プログラムです。

石巻で初めての開催となる今回は、子どもの参画による震災復興まちづくり活動の一環として位置付け、まちの中のコミュニティスペースや空き地、道などをお借りして開催します。

石巻の未来をつくっていく子どもたちが、まちの仕組みを学び、まちに親しむ事で、自分たちのまちに誇りを持ち、まちに積極的に参加していくためのきっかけになることを目指して企画され、8月より、子どもたちと力を合わせ準備を進めてきました。

14日には、子どもも大人も一緒に「みち」で遊べる、1日限定の「ストリートパーティー」も同時開催。様々なプレイカーやプレイトラック等を集結して道遊び・まち遊びを行います。

皆様是非足をお運びください!

<子どものまち・いしのまき 概要>

日時:10月13日(土)、14日(日) 10時~15時

場所:アイトピア通り界隈 (宮城県石巻市中央)

参加費:無料(参加申し込みは不要です。当日受付までおこしください。)
詳細はこちら → HP:http://ishinomakids.com/

 

主催:子どものまち・いしのまき実行委員会

共同開催団体:子どものための石巻市民会議、アイトピア商店街振興組合、公益財団法人日本ユニセフ協会、山形大学地域教育文化学部・SCITAセンター、特定非営利活動法人コドモ・ワカモノまちing、ピースボートセンターいしのまき、一般社団法人ISHINOMAKI2.0、特定非営利活動法人ベビースマイル石巻、特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会、一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム、石巻専修大学復興共生プロジェクト、特定非営利活動法人石巻復興支援ネットワーク、特定非営利活動法人MAKE THE HEAVENめ組JAPAN、亀ヶ森冒険遊び場、西公園プレーパークの会、特定非営利活動法人にじいろクレヨン、ワタノハスマイル、TOKYO PLAY、東京芸術大学毛利嘉孝研究室、特定非営利活動法人冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク 後援:石巻市 、石巻商工会議所、石巻市教育委員会、石巻市PTA協議会、石巻市子ども会育成会、三陸河北新報社、石巻日日新聞社、ラジオ石巻FM76,4、(株)街づくり まんぼう協力:NPO子どものまち(ミニさくら)、こども未来フォーラム(せんだいこどものまち)、竹中工務店